「今まで忙しさにかまけて疎かにしてきた、あるいは詰めが甘かった基礎を徹底的に追求する。」
山下さんと瞑想合宿から戻り、有川さんに宣言した2020年年初から、常に頭にあるのはほとんどこのことだけだ。
あれから既に1年ちょっと、必死にもがき続けたがまだまだ道は果てしなく長い。
くどいようだが、日本一までは基礎さえ徹底すれば必ずなれる。
個人としてもチームとしても。
基礎を徹底し続けるというのはそのくらい要求水準の高いことだからだ。
金融界の最前線にいるエリートや大ベテランの方々と接する度に、その感覚はさらに確信に変わっていく。
総体の美がどのように完成されるかについて、ルネサンスの巨匠ミケランジェロは、次の示唆に富む言葉を残している。
「些細なことの積み重ねが完璧を生む。しかし、完璧は些細なことではない。」
基礎を徹底しながら、基礎が基礎たるゆえんを追求する。
この要求水準の高い一挙手一投足を全力で楽しもうではないか。
「私がこの芸術の域に達するまでにどれほどの努力を重ねているかを知ったら、誰も芸術家になりたいとは思わないだろう。」ミケランジェロ