銀は身体の一部となる
多くの方と同様に、私も食卓を少しでも充実させたいと願っている。
しかし、食器やグラス、お箸にカトラリーと、
欲しいものが無数にある中で、優先順位も意識をしなければならないので、
利用の頻度と接地面を気にかけている。
つまり、いつ使うのかも判らない
王室御用達のゆで卵専用スタンドを買うくらいなら、
頻繁に使う食器を優先して揃えるだろうし、
間接的に触れる取り皿よりも、直接的に触れるグラスに気を遣う。
たとえば、毎日のように使い、かつ舌に直接触れる
フォークやスプーンを1ランク良いものに換えれば、
日常の質は、ぐっと底上げされるのではないだろうか。
本日は、我が家のカトラリーについてご紹介しよう。
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デンマーク王室御用達の銀細工職人、ジョージ・ジェンセンの銀カトラリー。
ジュエリーが富の象徴であった時代に、日常に芸術を取り入れたブランドである。
特に同社のブランド「ACORN」は、
アール・ヌーヴォーとアール・デコが融合するデザインが美しく、
我が家のカトラリーの主役として活躍している。
銀は、地球上の金属の中で最も熱伝導率が高いため、
たとえば、アイスに触れて数刻放置すると、
スプーンの柄の先まで氷のように冷たくなる。
逆に触れた途端、体温がスプーンを通してアイスに伝わり、
滑らかにカットすることができるのだ。
銀は、身体の一部となり、
舌だけではなく、触覚まで動員して料理を愉しめるため、
一度使うと、ステンレスでは物足りなくなってしまうだろう。
表面を銀でコーティングした洋白銀と比較しても、
温度の伝わり方は、全くの別物である。
ジョージ・ジェンセンのカトラリーは、
スターリング・シルバー(銀の含有率が92.5%以上)を使った
いわゆる純銀であるため、ご主人によく懐いた柴犬のように、
まめに手入れをしないと、すぐに不貞腐れてしまう。
「銀食器で食べてはいけない食材」の第1行目に記されている「卵」を、
ポーチド・エッグにして、スプーンで食べたくなってしまう愚かな私は、
毎月のように、いぶし(硫化)を発生させてしまうのだ。
これではまるで、アガサ・クリスティの小説で登場する
毒を盛られた食卓で残されたスプーンのようである。
私が19世紀の貴族であれば、
家の使用人に磨いてもらえたのかもしれないが、
もちろんそんなものはいないので、自分で落とさなければならない。
磨くたびに「卵だけはやめよう」と思うのだが、
翌日にまた同じことを繰り返しているところをみると、
本質的には反省をしていないのだろう。
そうはいっても、手がかかるものほど愛着が湧き、美しく見えるものなので、
このような無駄も慈しみ大切にしたいものだ。
30年後には、深みのあるいぶし銀となるのだろう。
銀の聖杯ともなれば、
軽自動車を買うくらいの値段になってしまうためお勧めはしかねるが、
スプーンとフォークのセットくらいであれば、
持っていて損は無いのではないだろうか。
PS(追伸)
Kは、偏屈で気難しい人物である。
それゆえ友達が少ないため、申請してあげると喜ぶに違いない。
コメント36件
素敵な記事をありがとうございます。
お皿やランチョンマットなど、大きくて特に目に入る物に気を取られがちですが、直接口にしたり、食卓には欠かせないものに気をつかうという考え方に納得できました。
どんなに美しい食器で出されても、スプーンが金属臭かったり汚れが付いていたら、台無しになってしまいますもんね。
また『卵だけはやめよう』と思っても、次の日には同じ行為を繰り返しているというエピソードには笑ってしまいました笑
これからも素敵なCodawariを楽しみにしています!
銀のスプーンとフォーク、
持っているだけで高貴な気分になれそうですし、
熱伝導率の高さを見てもかなり実用的ですね。
利用の頻度と接地面が大きいモノに対しては、
優先順位を上げてワンランク上質なモノに置き換えることを意識してみます。
レ・ミゼラブルで、ジャンバルジャンが銀の皿を盗んだのをとがめられ、司祭にもらったと嘘をつきますが、官憲に対し「確かに差し上げたもの」というだけでなく「そういえばこれを渡すのも忘れていた」と銀の燭台を差し出すシーンを思い出しました。
銀食器はすぐに酸化してくすむと聞きますが、そn手入れ方法にもきっとCodawariがおありになるんだろうなと思っています。
素敵な記事をありがとうございます。
正直食卓の道具には全く興味・関心がなく、“カトラリー”という用語さえ知らなかったのがお恥ずかしいです。
(こっそりとGoogle先生にお尋ねしていました笑)
普段使わないものも買い揃え、戸棚やタンス越しに眺めるぐらいなら、
日常的に使うものにこそ“質”を追求することは、QOLも向上するのではと感じました。
日常的に使うものこそ、“楽”“便利”を判断基準で購買しており、
ましてやスプーンやフォークに“質”を追求する観点はなかったです。
触覚まで動員して食を愉しむK氏に使われるスプーンは
スプーンが嬉しさのあまり興奮している姿が目に浮かびます。
自分も日常的に使うものこそ“質”を求めて
ワンランク上の生活を日常的に楽しんでいきます。
ありがとうございました。
Kさん、本日も素敵な記事をありがとうございます!
包丁でハムを切るみたいに、アイスをスプーンで滑らかに「スっ」とカットしてみたいなと想像しながら読ませて頂きました。
スプーンという誰もが必ず家に置いている家具にも意味を見いだし、このような物語を生み出してみしまうKさんの表現力にはいつも度肝を抜かされます。
そろそろ抜かしすぎて、肝がなくなってしまいそうです。
前半でめちゃくちゃ「へー!」ってなるような物語を展開しつつ、ポーチドエッグのユーモアで場を和ませる緩急も非常に勉強になります。
僕もKさんのようにスプーン1つで物語を創れるほど意味を見いだし、表現出来るアーティストのような存在になりたいと思います。
ありがとうございました!
Kさん、こんにちは。
私も“食”を愉しむ為に器、カトラリーに数年前からこだわり始めました。
思い入れのある器に盛りつけた料理は、一層輝きを増し、とても気分が高揚します。
それを提供できた時の喜びといえば、他では中々味わえないものとなります。
私は、銀、銅、革靴に至るまで、経年変化を遂げたものより“鏡面磨き“されたものに惹かれます。
もちろん、いぶし銀も味があって素敵だと思いますが、その価値をまだまだ見出せていないので、身につける銀製品を敢えて磨かず、変化を楽しんでいこうと思います。
本日もありがとうございました。
お気に入りのカトラリーと
ポーチドエッグと、K氏
日々繰り広げられるお茶目な三つ巴に、
なんとも心温まるひとときでした
「手がかかるものほど愛着が湧き…」
と思っているのは、はたして
カトラリー達の方なのかも?とも思えてきたり
三十年後、互いの「いぶし銀」の輝きに目を細め
相も変わらず日々磨き合える
そんなカトラリーのような関係を
大切にしたいですね
今宵も素敵な物語をありがとうございます。
Kさんの愛用品の数々を拝見するたびに、質の良いものはけっして物持ちがいいという訳ではなく、使い方も気にしなければいけないし、お手入れに時間も労力も必要という事を知り、面倒くさがりな私はお手入れ出来る自信がないと思ってしまいます。
Kさんが毎日せっせと磨く事が出来るのは、身近な物に感謝出来ない人間が、人や環境に対して心から感謝することが出来ないという信念があるからこそですね。
私もようやく、物に対して大切にする気持ちが芽生えてきました。
いつかKさんに、銀のカトラリーについてお話が出来るよう、一つずつ自己成長を積み上げていきます。
素敵な記事ありがとうございます。
なんとも贅沢な食卓になりそうです。
一度でもいいから、貴族気分を味わいたい、記事を読んでそんな風に感じました。
長く使えば使うほど味が出て、より一層輝きを増すが、一方で、使い方を間違えてしまうと、その輝きは一瞬で消えてしまう。
ものってすぐに表面に表れるので、面白いですね。
次回の記事も楽しみにしています。
Kさん、今回も素敵な記事をありがとうございます!食器までオーダーメイド!?と驚いてしまいました。Kさんのcodawariは奥が深く、美しく、感動的です。
銀は身体の一部となる、というタイトルから何かAI的な話題かと思いきや、「カトラリー」!
いつものように、記事の内容に興味津々でした。
金・銀のカトラリーは、ホテルに勤めていた時に使用していましたが、やはり手入れが重要でした。それこそ、こだわりの強いお客様が多かったので、ほんの少しのかすれキズでも許されませんでした。
お家でも、Kさんのようにcodawari尽くす方でしたら、ほんの少しのかすれキズも、手を抜かずに修理に出すなりして、すぐに対処するのでしょうね。最大限、気持ち良く食事をすることは大事ですよね。Kさんの世界観は、本当に「美」そのものです。
いつもKさんの美しい世界観を見せていただき、ありがとうございます!
次回も楽しみにしております。
Kさんのこだわりにとても感銘を受けました。
正直僕は食器にはあまりこだわりはありませんでしたが、銀と体が一体化してアイスにスッと入っていくお写真をみて、僕も味わってみたいと思いました。
Kさんがポチード・エッグにも使用してしまう程の使い心地を是非体感してみたいです。
もっとこだわりを持つために
利用の頻度と接地面を気にかけて、
選択をしていこうと思います。
いつも素敵な記事をありがとうございます。
Kさん
今日もこだわり溢れる素敵な記事をありがとうございます。
今回の記事を拝読して、一番驚いたことは、
「食器を揃える際の優先順位の付け方」です。
”利用の頻度”はまだ私も想像できるのですが、
”接地面”は全く想像できませんでした。
しかし、Kさんの記事を読み進めていくと
その理由がよくわかりました。
一流の方の優先順位の付け方を垣間見ることが
できた瞬間でした。
今日も素敵な気づきを得られました。
ありがとうございます。
Kさん、こんにちは。
今回も素敵な記事をありがとうございます。
銀のスプーンとフォーク、第一印象は味がある色合いで美しい。と感じました。
読み進めていくうちに、このスプーンとフォークの味わいについての謎が解けました。
Kさんが卵を銀スプーンで食べて、定期的にメンテナンスされているから、アンティーク感のある素敵なものになっているのだと。
新品には新品の良さ、使い込んで丁寧に手入れをした物の良さが、それぞれあってその時その時で価値は変わっていくものなのですね。
今回も素敵な記事をありがとうございました。
Kさん
私も食卓を充実させたいこと、後昔からお皿が大好きで良く購入します。
見る度にいいなと思うものがたくさんありキリがないので、今在る物との掛け合わせを
考えたり、日常的に使うことが出来るのか、以前より考える術を身に付けました。
対して同じ食卓でも、
これまでカトラリーにあまり興味が湧かなかったため初めて知ったブランドさんでした。
たかがスプーンと使ってしまうこととは大違いだと反省します。
アールデコでもなければアールヌーヴォーでもない
幾何学と有機物の曲線美の融合する様に
一目見て惹かれるところがありました。
味覚、視覚、聴覚のみならず触覚にまで働きかけられる食事の時間、
過ごしてみたいと思います。
本記事も素敵な時間をありがとうございました。
Kさん、素敵な記事をありがとうございます。
スプーンに限らず愛用しているものは大切に使うという感覚はあったのですが
美しく見えるとはどういう視点なのか?かが、Kさんの記事を拝見し
イメージを掴むことが出来ました。
普段から舌との接地回数が多いスプーンの質を上げていくと
純銀から伝わる食べ物の美味しさも何倍も愉しめるのは、まさしく
人生を豊かにしていくことに繋がりますね。
アイスを、付属で付いてくる木のヘラで食べて満足していた自分が
かなり恥ずかしいです。笑
長く愛用できるこだわりを私も見つけていきます。
銀は、身体の一部となる。
タイトルだけでは全くもって想像のつかなかった今日の記事でしたが、読み進めていくうちに唸らされました。
木製の食器を好んで使う僕にとって、また新たな世界を見せていただいた気がします。
銀が身体の一部になる感覚を僕も味わってみたい…
心の奥のワクワクを大いに刺激された二分間でした。
今日もありがとうございました。
Kさん、こんにちは^^
貴族の食卓を想像させる、素敵な銀食器の物語、楽しく拝読しました。
”手のかかるものほど、愛着が湧き美しい”
こんな風にいろんな物事を考えられるようになったら、すごく素晴らしいですね。
仲睦まじい恋人みたく「全く、わたしがいないとほんとだめね。」のように、愛のある関わり合いを、日常に囲まれているCodawariに感じることができるか。という大切な心を学ばせていただきました。
食事をする時、ちょうど持ち歩ける自分のお箸、スプーン、フォークを調達したいと思っていたところでした。
Kさんの記事は、迷いなく人の心を動かし、決断させる不思議な雰囲気がありますね。
これからもわたしの日常が、すごく彩豊かになりそうです。
この記事を読み進めていく中で、お写真を見たとき、Kさんの文才も相まって不覚にも「かっけぇ」と声をもらしてしまいました。
普段はCodawariブログの世界観らしく「美しい」と口にするのですが、純銀と職人が作り出した作品に少年時代の自分が呼び起こされました。
ただフォークとスプーンを紹介されたとしてもそんな気持ちにはならなかったことでしょう。それほどにどう表現するか、誰が表現しているのか。とても重要なことだと実感しています。
いつも楽しませていただきありがとうございます。
「30年後には、深みのあるいぶし銀となるのだろう。」
これだけ長く使っていく。そんなフォークとスプーンを使われているのですね。Kさんをここまでの思いにさせるその代物を使ってみたいものです。次の引越しの際に購入する物としてリストに入れていきます。(このCodawariブログを読み続けていると、閉ざしていた物欲の扉がどんどん開かれていく感覚です)
触覚まで動員して食事を愉しむ経験は記憶にはないので、また世界が広がることは間違いなさそうです。いつも素晴らしい世界を魅せてくださり、ありがとうございます。
次の記事も楽しみにお待ちしております。
使用頻度が高いものを品質を上げることで日常の質がぐっと良くなる。
さらには接地面のことまで意識されているのは、新しい視点でした。
それから、今までひとつのものを永く愛用するという習慣がなかったのですが、
Kさんの記事に触れているうちに、品質の高く、かつ自分が魅力的に感じるひとつのものを永く大切に使い続けてみたい、という気持ちが芽生えてきました。
少しずつ、自分が愛着の持った、永く使える大好きなものたちで囲まれる生活にシフトしていき、より生活を豊かにしていきたいです。
今日も貴重な記事をありがとうございました。
Kさん
今日も素敵な記事をありがとうございます。
頻度と接地面、ですか。
パジャマやベッドシーツ、
お風呂のお湯、食べ物へのこだわりを
紹介していただいているので
とても納得しています。
ブログをこのまま読み続ければ
Kさんの全てをみなさんで共有できそうです。
これは絶好のチャンスですね‼︎
明日も楽しみにしてます。
Kさん、本日も素敵な記事をありがとうございます。
写真を拝見しただけで、スプーンがアイスに触れて、絶妙な滑らか具合でカットしている感覚がイメージできました。
ポーチド・エッグをスプーンで食べるのがやめられない、というのは思わず笑ってしまいましたが、、、
食卓を最短でコスパ良く充実させるには、最適だと思いました!
私もこだわりの1本を見つけていきます。
次回も楽しみにしています。
昨日のチタンから銀へと、金属のテーマでしたので、気になり読み進めました。
●カトラリーとはフォークやスプーン等の総称
●銀が熱伝導率が最も高い
お恥ずかしながら、知りませんでした。
ひとつ知識を得る事が出来ました。
卵に使うと、黒くなる…
硫黄泉の温泉に浸けると黒くなる、アノ現象ですね。
この点に関しても、言われなかったら、つい使ってしまいますね。
昨日のタンブラーと言い、こだわりの食器での食事は気分があがりますよね。
反面、傷めたら…と思うと恐る恐ると使ってしまいそうです。
日々使う物だから、使えれば良い→こだわりの物で、目に見えない気分の高揚を楽しむ。
日常を豊かにする方法について、学ばせていただきました。
次回の記事をお待ちしております。
本日もCodawariの記事をありがとうございます。
銀食器、素敵ですね。革靴同様、愛着を持って接する、敢えて手間をかけることに意義を見出ださないと、なかなか使いこなせませんね。
私には、まだまだステンレスがお似合いです。
昨日のCodawariで、新潟県燕市のチタン加工の逸品を紹介いただき、深掘りしてみたところ、同じく燕市に宮内庁御用達の銀食器のメーカーを見つけました。
伝統というところでは、海外に及ばないかもしれませんが、国内にも負けないような技術があることに誇らしさを感じました。
私個人としては、以前にフランスへ行った時に、マドレーヌ広場に佇む「Odiot(オディオ)」という、フランスで最も権威のあるオルフェーヴル(銀製品工房)を訪れた時に、あまりの美しさに衝撃を受け、言葉が出なかったことを今でも覚えています。
ナポレオンやマリーアントワネットが愛用したシルバーカトラリーと同じモデルを購入出来るお店で、あの時程、フランス語が出来なくて悔しかったことはありません。
銀食器発祥の地 ヨーロッパでは、昔からシルバーカトラリーを家代々伝えていく風習があるとか。世代を越えて愛用される逸品、本物に触れることで、誇りを持ちながら人間性を高められて素敵ですね。
我が家でも、そんなCodawariを残せるように、本物を見る目と、その価値に値する人間性「在り方」にこだわっていきたいと思います。
Kさん
いつも素敵な記事をありがとうございます。
今回は生命維持に欠かせない活動である、
”食”について、
Kさんの飽くなき追求を感じ取ることができました。
相対する様式を高次元で調和させた
ジョージジェンセンのカトラリーを用いることで、
味覚のみならず、カトラリーに触れた事で生じる感覚すらも
食を最大限に愉しむ一つになるのだと、驚愕し
Kさんのそのような姿勢から多くを学ぶことができました。
芸術品を取り入れることで
家庭での食さえ非日常の空間にしてしまう逸品を
私も見つけ、楽しみたいと感じました。
また次回の投稿も楽しみにしています。
Kさん、こんばんは。
この記事を拝読しまして、
私は「なんて秀逸で、深みのある文章なのだろう」と、私が言うのもおこがましいくらいですが、まさにこれこそ「一本取られた」という感じです。
こだわって銀のスプーンを使っているお話かと思えば、
ポーチドエッグをスプーンで食べて、硫化するのをわかってて、なんでまたやるのよ?笑
と思っていたら、
一見無駄に思えるようなことでも、そこに意味を見出して反復することで、美しい(魅力のある)ものへと、昇華するのだというメッセージだと解釈した私自身に嬉しさを覚えました。
私事に置き換えると
一見無駄だと思えることにいかに意味を重ね合わせられるか。
それを継続した先に磨かれた「いぶし銀」に私もなりたいと強く思います。
日々の生活で使うものを上質にすることは単に便利と言うだけでなく、身の回りのものに気遣いができるという事。
丁寧な生き方をする人にこそ相応しいカトラリーですね。
素敵なカトラリーの銀製品を使い大切な事食材で、熱伝導率が一番ある、のような事も知らず使っていたころ実家にありましたが、口に運んだ料理が自然に空気が包んだことを感じました。私もわからなかったのですが母が亡くなって、もらい受けましたことにもったいないことにどこかに消えてしまいあの感触はいまでもやさしいさが思い出します。今回のこと知ることで私の余裕があの感触をもう1度味わってみたいと思います。
いつも楽しい教え多くありがとうございます。
72歳、きぬえです
Kさん、こんにちは。
いつも素敵な記事ありがとうございます。
先程、わが家の洗い物が終わり、ふぅ~と一息ついて、Kさんのblogを開いたところです。
目に飛び込んできたのは美しい銀のカトラリー。わが家のカトラリーが萎縮してしまいます(笑)
今日は、雨が止み快晴で気温もかなり高い。そんな日はそれでなくても冷たいアイスが食べたくなります。
熱伝導率の高い銀のスプーンでアイスを食べたら、どんなに美味しいのでしょうか。
想像するだけで、脳を通して舌に甘みが手には冷たさが伝わるようです。これが「銀は身体の一部」ということですね。
本日もKさんのお話を通してしあわせな気分になりました。ありがとうございます。
次回も楽しみにしています。
素敵な記事をありがとうございました。
ジョージジェンセンはジュエリーブランドと認識していましたのでホームプロダクトも手がけていることは知りませんでした。
とても美しいデザインですね。
芸術を日常に取り入れるという当時の感覚も痺れます。
日照時間が短く、家族との時間を大切にしている北欧。
インテリアやホームプロダクトに力を入れているのがよく分かります。
毎日3食使うものには投資を惜しまず、気持ちよく食事を楽しみたいですね。
まだまだ勉強中の身ですが、レストランのカトラリーも気になってチラチラ見てしまいますし、なぜこれを選んだのか?もシェフに聞いてみたくもなってしまいます。
何か隠された重大な秘密があるように思うのです。
拘りは感性をどんどん豊かにしてくれますね。
次回も楽しみにしています。
ありがとうございました。
Kさん、こんにちは今回も記事を拝見させていただきました。
Kさんがあらゆる物を高級なもので取り寄せてはいないと印象を受けた記事でした。購入して使用するのであればより使用頻度が多く、より身近に使用するものに対して質の高いものを選ぶところがこだわりを感じました。
手入れも大変とは聞いたことがありますが、Kさんのスプーンとフォークどちらも何度も研磨されているようですね。革製品と同じで使い込むほど味が出てきそうです。
今回もありがとうございました。次回も楽しみにしています。
最高級と言われている銀食器。
K氏が銀のスプーンを使用しているのも、頷ける。
銀のスプーンは、
昔から、王族の愛用品で、
毒の有無を確かめるため、
また、手入れ=家臣の働きぶりを表しているとして、
使用されてきたという。
素人管理では、色褪せてしまいがちたが、
K氏の愛着を持った管理を想像した。
ここ、韓国には、「スプーン階級論」という俗語がある。
社会的階級をスプーンの材質に例え、
「親の職業や経済力によって人生が決定され、
本人の努力では社会階級が上昇することができない」というのだ。
「銀のスプーン」は年収800万円、資産1億円ぐらい。
生まれながらの資産家は「金のスプーン」と揶揄され、庶民には到底到達できない。
お金が全てではないが、
銀のスプーンに相応しい自分になれるのか、
考えさせられた。
「銀は、地球上の金属の中で最も熱伝導率が高い」初めて知りました。毎日学びの連続です。
スプーンの片側だけ、くびれていますね?
何か使い方がありそうです…
手入れをして、長く使っているものは愛着がわきます♪
毎日使うものこそ、こだわりを持って選びたいと思いました。
いつもありがとうございます。
食事をとるとき、真っ先に料理に目がいってしまう腹ペコモンスターな私ですが、カトラリーによって、料理の善し悪しが決まってしまうのではないかと考えたことがあります。
というのも、以前ステンレス製を使用して鉄の味を感じたことがあるからです。
美味しい料理だったとしても、鉄の味を感じてしまっては興醒めですよね。
料理に適したカトラリーがあるように、カトラリーの素材へのこだわりが、食のこだわりにも繋がり、美味しく料理を食べられることに繫がるんだなと思いました。
(食欲にも繋がりそうですね!)
よいものは値段もはってしまいますが、それでも身近なものは長く使えるよいものを選びたいとは私も思います。しかし、あまりよいものを買うと、使うのがもったいなくなって使っていなかったりもします✨安いものだからこそ、使える、という、微妙な人間の心理もあり、これもまた人の奥深さを感じます
本日も素敵な記事をありがとうございます!
たしかに日常的に使うもの(スプーンやフォーク)を1ランク上げるとそれだけで食事が楽しくなると思いました。
食器なんてなんでも変わらないと思っていた半年前。
最近は、ご飯を食べるときに、こういう食器があったらなぁと思うようになってきました。
僕も素敵な食器を見つけて、食事を楽しみたいです。
Kさんの手入れも丁寧で素敵すぎます。
僕も細かく手入れができる男になります。
次も楽しみにしています。
Kさん
今回はcodawariのカトラリーを紹介くださりありがとうございます。
お写真の美しいフォルムに惹かれて、思わずググってしまいました。
納得のお値段でした。
銀製品はお手入れを怠れないところが厄介ですね。
ポーチドエッグを食べてはいぶしを
発生させて、せっせと磨いていらっしゃる姿を想像すると、なんだかほっこりといたします。
次の記事も楽しみにしております。