2021-06-22

哀れな鶏の物語

ファッションのトレンドが、日々移り変わるように、

健康食品にも、流行り廃りが存在する。

 

キヌアにチアシード、コンブチャに古代米、ビーツにベリーと、

何かが話題になる度に、私は人懐っこいプードルのように飛びつき、

流行と荒廃のサイクルに、びゅんびゅんと振り回されてきたが、

結局のところ、いくら栄養価が高かろうと、口に合わないものは食べなくなるのだ。

 

かつて、一世を風靡したアサイー・ボウルも、

もう地球上で誰も食べてないのでは?と疑いたくなるほど見なくなった。

 

冒険家コロンブスが、引退後に地元の美しさに気付いたように、

私も次第に、世界中のスーパー・フードを発掘するよりも、

日々口にする食品に対して、質を求めた方が良いのでは?と考えるようになった。

 

今日は、そんな基礎的な食品のひとつである

」についてのこだわりをご紹介しよう。

卵は、洋食にも和食にも、主食にもスイーツにも使える万能選手であり、

さらには、ビタミン、ミネラル、タンパク質、脂質をバランスよく含む、

アミノ酸スコア100点満点の完全栄養食である。

 

そんな卵を置き去りにして、スーパー・フードに手を出すというのは、

銀座の鮨屋に来ておきながら、肉巻きおにぎりを頼むような愚行である。

 

もし卵に、懸念点があるとすれば、

日本の養鶏環境は、世界でも最も劣悪なうちのひとつだと言われており、

平均B5サイズの金属ケージで、抗生物質やステロイドが投与されている点だろう。

もちろんその理由は、安く提供するためである。

 

実際にいくつかの養鶏所を観たことがあるが、

そのような環境で育てられた鶏は、大変不健全に感じたので、

多少値段を上乗せしてでも、放牧、または平飼いの卵だけを買うようにしている。

 

最も自然な状態に近い放牧卵は、日本では中々手に入らないので、

私は、価格と質の両輪を踏まえて、鳥取の平飼いの卵「天美卵」を日常使いしている。

送料込みで、1個120円ほどなので、

安い卵と比較すれば、お高く感じるかもしれないが、

1羽の命をまるごと頂くことを考慮すれば、安すぎるくらいだ。

 

そのままご飯にかければ、何個でも食べられるが、

ちょうど数日前に、実家から、気の利いたハムが送られてきたので、

朝食に、ハム・エッグなんていかがだろうか。


この世界で最も美味な食べ物のひとつ、ポーチド・エッグだ。

私は、ポーチド・エッグに対しては、ひとかどの哲学を持っているが、

話を始めれば、料理が冷めてしまうので、また別の機会に披露させていただこう。

 

慣れないチア・シードを水で戻し、美味しく食べる方法を画策するよりも、

日々口にする卵を、ひとつランク・アップさせる方が、

私たちにとっても、鶏にとっても幸福なのではないだろうか。

 

PS(追伸)

Kは、偏屈で気難しい人物である。

それゆえ友達が少ないため、申請してあげると喜ぶに違いない。

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コメント34件

  • 石黒知行 says:

    お湯で練ったじゃがりこが主食となりつつある娘。
    Kさんから即アカウント停止にされても
    おかしくない我が家ですが、遅ればせながら
    まず私が目覚め、妻を巻き込みつつ、娘の食育へ…
    虎視眈々とCodawariプロジェクトは進行中です

    こだわりのバター、夏野菜、そして卵!
    いつもの「いただきます」「ごちそうさま」で
    通りすぎてしまう、食材たちのその物語を
    食卓で話題に出来れば、それだけでまず優勝です。

    こんな一言をぐっと飲み込んで。
    「これ1個でいつもの卵、12個買えr…n…」

  • Nobutoshi says:

    以前の記事で卵にふれられていて、そこから気になっていたら卵。

    ネットで調べてそこそこ値段するので奥さんの許可下りず・・。

    料理に無頓着なのでポーチド・エッグというのも初めて聞きました。

    自分のこづかいで天美卵買ってみてポーチド・エッグ作ってみます。

  • 琴美✈︎kotomi says:

    平飼いの卵はKさんの影響で「平飼いの卵」なる物が存在すると知った時からずっと気になっており、先日人生で初めて平飼いの卵を買いました。

    また口にしていないので、今度の休みにポーチドエッグで食べてみようと思います。

    「流行っているから」「ハリウッドセレブが食べているから」という世間の流行りではなく、毎日自分が口にする食材にこそ目を向け、一つづつ良い物に変えていきたいです。

    この記事を読んでますます自宅にいる卵たちを食べるのが楽しみになりました。

  • しんじ says:

    ここ数年、スーパーでは買ってなく、私も生産状態が気になり、平飼いの物を買ってます。
    全国にはこだわりの生産者もおりますので、kさんの仰っている卵も試してみたいと思います。
    また、普段は目玉焼きか茹で卵あたりなので、ポーチドエッグ試してみます。

  • Yusei says:

    おはようございます。
    素敵なコダワリの記事をありがとうございます。

    以前は一番安い卵を買っていましたが
    Kさんの影響を受けて、
    Oisixの平飼いに近い卵を買うようになりました。

    値段は少しお高くなりますが、
    とても満足しています。

    食べる時もポーチド・エッグを実践しています。
    とても美味しいです。

  • 雄貴 says:

    たしかに、スーパーフードに手を出すよりも、目の前の身近な食材を見直す事が最優先だと改めて実感しました。

    卵は僕自身も必ずと言っていいほど、毎日食べる食材で、

    国産=良いもの

    と思っていましたが、そうとは限らないのですね。

    その食材の出荷前の背景も視野に入れながら、良い食材を選別する目を鍛えたいと思います!

  • いくみ says:

    いつも素敵な記事をありがとうございます。

    卵に目を付けられるとは、、!

    スーパーで10個入りの卵を200円以下で買うのが日常になっている私にとって、1個120円の卵はちょっと手が出ないなぁ、、と思ってしまいました。
    しかし、kさんがおっしゃる通り、丸ごと1羽の命を頂くと考えたら120円は安いものですね。

    今回の記事を読んで、『健康』とか『体に良いもの』をできるだけ取り入れたいと思う一方で、選択肢の中で一番安いものに手を伸ばしてしまっている自分は矛盾しているなと気づけました。

    少し値段を上乗せしてでも、良質なものを選ぶ機械を増やしていきたいです。

    次回のCodawariも楽しみにしています!

  • 剛熙 says:

    Kさん、こんばんは。

    新しいものではなく既にあるもののランクを一段階アップする。

    確かにこの考え方の方がこれまでの趣向や習慣などを変えることなく一つ上の世界は上がれるような気がします。

    卵一つで120円と聞いて正直私も高いと感じてしまいましたが、その後の一文を読んですっかり納得いたしました。

    命を頂くという当たり前の感覚が疎かになっていたことに気づけて今後の食生活に大きな影響を与えてくれそうです。

    ありがとうございました

  • まれすけ says:

    1個120円の価値をスーパーで普通に売っている卵と比べて、たとええ一瞬でも「高い!」と思ってしまった自分の考えの稚拙さを痛感します。
    一羽の命を丸ごといただく。
    この観点はなかったです。
    ハムエッグと聞いて、目玉焼きを想像していたボクはまた、ここでも裏切られることになりました。
    ポーチドエッグって、数えるほどしか食べたことがないです・・・。
    せめてそこだけでもTTP!と思いますが、それはまた別の機会なんですね・・・。
    待ち続けるには読み続けるしかありません。
    お待ちしております!

  • 美穂 says:

    そもそも、自分の行動は一体何をしているんだ?

    そんな事も考えずに「なん無く生きてると見逃してしまうモノゴト」が、あまりにも多すぎると感じました。

    フラットな位置からずれてしまうということは、シンプルなことが複雑な色々にかき消され、モノの見方をモノの見事に変えてしまう。

    だから、ボーッとして過ごすのは、「ボーっとすると決めた」時にだけにしておかないと、あとで大きなしっぺ返しを喰らいそうです。

    ….と、まったく卵に触れられないくらい、「一羽の命をまるごといただく」の一言の意味を問うて生きていきたいと感じました!

  • Yuto Ueda says:

    またもや灯台もと暗しですね。
     
    普段頻繁に口にするものだからこそ、こだわるべきだと、また諭されました。
     
    どんな料理にも使われるのには意味がある。
    完全食 「卵」、僕なりのCodawariも見つけていきたいと思いました。

  • shingo says:

    アサイーボウル、アサイードリンクは、
    確かにスーパーフードとして、かつて
    流行っていたのを覚えています。

    私もどちらかと言えば、目新しいものが好きで
    好奇心旺盛なので、気が付けば新しいもので
    部屋中が溢れかえることも多々あります。
    猛省です。。。

    Kさんがおっしゃるように、新しい別の物を
    取り入れていくのではなく、普段から口に
    入れるものや、今あるものの質を上げていく
    という在り方は、改めてとても大事だと感じました。

    自分にとって必要な食べ物、そして尚且つ、
    美味しいものを摂るという意味での
    食に対するこだわりの方向性を今一度
    見直してみます。

    美味しさこそ、続ける秘訣なのですね。
    改めて、原点に帰ることができました。
    ありがとうございます!

  • MINORU SHIBATA says:

    Kさん、こんにちは。
    「アサイーボウル」とても久しぶりに聞きました。
    と言っても私は食の流行り廃りに疎いので、いまだに食したことがありません(汗)
    今回は卵ということで、栄養を補うためのサプリメントへのこだわりだけではなく、元々の食品へのこだわりも凄いと思いました。
    本来の人間のパフォーマンスを発揮するために、大事な資産である体のことを考えての思考、行動は素晴らしく頭が上がりません。
    自分を大切にすることを改めて学ばせていただきました。

    今回もありがとうございました。

  • あめ says:

    大量生産、大量消費によって皆がお手頃価格でお腹を満たせる事にも意義があると思いますがお腹を満たした先の段階へと目を向ける事をしているだろうかと内省しております。
     
    単に価格が安いものを追い求めることは命にも不敬であると認識が出来ましたので、普段口にするものから改めていきたいです。

  • ゆうしまる says:

    貴重な記事を拝見しました。
    誰もが知らないような食材の発掘ではなく、誰でも知っている“卵”という食材に焦点を絞ったまとめ方は、呆気にとられました。

    近隣のスーパーの卵の値段は一応把握しており、“安さ”だけに飛びつく自分の行動が安っぽさを露呈しているようです。

    狭い檻に入れられた鶏と草原を走り回る鶏から生まれる卵、、、
    言わずもがな前者が不健全な環境と誰もが口を揃えて言うでしょう。

    身体は資本と常々感じているので、耳が痛いながらも大変勉強になった有意義な時間でした。

    ありがとうございました。

  • 若菜 says:

    いつも素敵な記事をありがとうございます。

    確かにスーパーフードの移り変わりは目まぐるしく変化していると実感しています。
    記事に挙げられていた食品の数々を一通り口にした身として、なぜ私の食生活を知っているのですかとにわかにゾゾっとしたことはここだけの話です。

    朝ごはんに、毎日のお弁当×3に、夕食に、と我が家の卵消費量は他の家庭より群を抜いていると自覚しています。
    家計との兼ね合いもあるので全て良質なものに変更するのは難しいですが、ご紹介頂いたものはきっと味わいも違うのでしょう。

    ポーチドエッグのcodawariもいつかお聞きできたら幸いです。
    何か隠された哲学を感じずには要られません。

    次回も楽しみにしています。
    ありがとうございました。

  • YuTa says:

    本日も素敵な記事をありがとうございます!

    僕は流行に昔から乗っからない質で、例えばタピオカミルクティーが流行った時も、タピオカの何がいいの?みたいな感じで思っていました。

    逆に昔から愛用している食べ物はずっと食べるようにしていたので、無意識のうちに目新しさより質(その中での質は低い方だが)を追求していたのかなと感じます。

    しかし今後は商品そのものの質を重視して、それが作られた拝見も加味しつつ、選択をしていくべきだと思ったので、一気には無理でも少しずつこだわりを持っていきたいと思います。
    ありがとうございました!

  • Tomo says:

    Kさん
    いつも素敵な記事ありがとうございます!

    健康食品にもトレンドがあるというのは面白いと思いました!

    考えてみれば、流行り廃りというのは人が決めていることだから、どんなものや業界にあっても不思議ではない、良い学びになりました。

    食べ物にこだわるという点について、食べるものは気にしていました。脂っこいものはあまり食べないようにとか、野菜も食べようとかいう感じで。

    ただ、食べ物の「質」は深く考えたことはありませんでした。「その食べ物さえ食べればいいか」という気持ちでいっぱいになっていて、食べたものの「質の追求」など、、、
    本当に良い気づきになりました!

    「新しいものを見つけにいくのではなく、今あるものを極めていく」これこそ、今の僕にないものです。いつも、目新しいものにだけ目が行っています。
    今後は、僕の周りを見渡して、今あるものを極めていこうと思います!

    本当にありがとうございました!
    次回も楽しみにしています!

  • MAKO says:

    日常的に利用したり食したりするものに対して、ここまで深い考察の上で利用されているのを拝見させていただき、まだまだ自分のCodawariは乏しいということを気づかせていただけております。

    一流のブランド物や、高価なものを買いあさるのではなく、まずは自分の日常から購入するもののなかから見直していきたいと思いました。

  • なかむぅら(中村) says:

    本日もCodawariの記事をありがとうございます。

    食へのこだわりを語ったら、完全栄養食のスーパーフードである「卵」 を抜きにしては語れませんね。

    私の住む地域には、近所に烏骨鶏を飼育し、卵を始めとする卵商品が売られており、定期的に買っています。
    エサや飼育環境のストレスなど、かなり気を使っており、安心して購入出来ます。

    お米や野菜、果物など、安全安心で美味しい旬の食材が、地産地消で手に入る。
    「灯台もと暗し」とはこのことで、コロンブスが引退後に気付いた地元の魅力。それを早々に感じられている私は、どれ程の幸せ者なのでしょう。

    食へのこだわりは、自分への投資だと思っております。健全な肉体が資本となり、健全な思考と行動につながる。
    40代になりましたが、同年代の中では圧倒的なスタミナとバイタリティーが維持出来ているのも、普段の食事からくるものだと実感しております。

    それにしても、チアシードや古代米、アサイー等を未だにルーティーンのように取り入れている私は、この地球のパラレルワールドの住民なのかもしれませんね。

    まずは、未だに食したことのない「ポーチドエッグ」を体験することで、こちらの世界の住民の仲間入りをしたいと思います。

  • 真里 says:

    アサイーやチアシードは本当に久しぶりに名前を聞きました!
    健康を意識したときにサプリメントや運動が連想されますが、
    卵は完全に盲点でした。
    以前の私は卵にこだわりを持っていませんでしたが、ふとしたきっかけで安い卵が美味しくない事に気がつきました。美味しくない理由は古いからとかメーカーの責任ではなく、飼育環境にあったなんて、これまで調べようとも思いませんでした。
    今後卵を買う時には飼育環境をチェックして買うようにします!
    いつも素敵な情報をありがとうございます。

  • 孝輔 says:

    今回も比喩とユーモアが一際、素晴らしく感じます。推敲された記事をいつもありがとうございます!

    流行り廃りがある中で、何をCodawariとして、軸を持って生きていくか。そんなメッセージを感じています。

    Kさんが、今回「卵」にフォーカスしておりますが、これまでに流行った食材も把握している所に、"ただそれだけに固執"している訳ではない在り方を連想しました。

    冒険家コロンブスの言葉を引用していただいていますが、他を知るからこそ、それの良さ(今回で言う放牧卵)を知ることができる。

    Kさんのこだわり抜いた品々を一眼に得られていますが、それまでの試行錯誤たるや。。。
    頭が上がりません。

    様々な共有してくださったCodawariを元にまずは試して、体感していきます。その上で、自ら思考し自分が目指す生き方が投影されたCodawariを追求していきます!
    (ただ、このブログに価値を感じている者としてCodawariを追求していくと、結果として同じ所に行き着くイメージもありますが、その過程を大切にしていきます。)

    そしてこの記事により「卵」がどれほど素晴らしいものなのか再認識したとともに、どんなに
    素晴らしいものでも、質は大きく異なる。

    『形式だけでなく、本質を追求していく』

    そんな生き方を採用していこうとその想いがより強まりました。

    この記事でも様々な気付き、学びをありがとうございました!

  • 肥田全弘 says:

    まさにシンプルイズビューティフル…
    素材そのものの味を堪能できますね。

    皆が幸せになるCodawari を感じます♪

  • 澤見優子 says:

    Kさん
    ポーチド・エッグのいちばん外側の薄皮にCodawariを感じました。
    「いや、違う、黄身である」ですかね。

    真相を知るのを楽しみにしています。
    いや、まさかの塩コショウではないですよね・・

    想像は想像に過ぎませんが、
    これもまたCodawari読者の楽しみです。

  • ハヤト says:

    Kさん、興味深い記事をありがとうございます。

    飽食時代の近年、栄養不足による問題より、
    栄養過剰が懸念されていますね。

    スーパーフードに頼らずとも、
    今ある食材を美味しく、効率よく吸収する事で賄えると思います。

    完全栄養食で高級食材であった卵も今では、かなり安く手に入るようになりました。
    主の鶏肉にも同じ事が言えますね。
    無理矢理成長させて出荷されるブロイラーより、地鶏の方が栄養価も旨味も遥かに高く美味しいです。

    卵を生で食べられる程、衛生管理がされている日本ですが、食材本来の味を楽しむことこそが健康に繋がると私は思います。

    一つ一つの食材に感謝を込めて、美味しく頂き
    “食事“を愉しむ事を忘れずに励んでいきます。
    素敵な記事をありがとうございました。

  • 早紀 says:

    Kさん

    いつも素敵な記事に考え、また楽しませてもらっています。
    ありがとうございます。

    口に合わないものを健康的だからと我慢して食べる、そもそも食べるという行為において我慢と言う文字があるのはおかしなことだなと思います。
    私は甘酒や、緑系スムージーやコールドプレスジュースは合わずで、我慢しても食すという考えは捨てました。

    最近はスーパーフードも購入できる店舗が増え身近な存在になったので、
    以前より取り入れやすい印象があります。
    でもそれよりも、卵は今やコンビニでも買える身近な存在。
    だけれども質より価格重視なお店が多いので、自らでその背景を学びにいき、食品を選択することの大切さを日々感じています。

    ただ安いだけではない食の選択という考えが、こうして広まっていってほしいです。

  • YUKIE says:

    いつか来ると思っていた「卵」。
    食へのこだわりを知りたいなら、卵1つで判断が可能だろう。
    K氏への食材へのこだわりは、この、卵議論で完結すると言っても過言ではない。

    健全な肉体から、健全な思考が生み出させるように、
    健康な鶏から健康な卵が産み落とされ、健全な肉体へ吸収されていく。
    平飼いの卵がK氏の口に運ばれるのは、夜が明けて朝が訪れるのと同じくらい、当然のことだ。

    K氏が卵かけごはんをすする姿を拝見したい衝動を抑えきれそうもないが、
    ポーチド・エッグの存在ゆえに、おそらく、その日を見ることはないだろう。
    それにしても、ナイフを入れることに罪悪感を感じてしまうほど、美しいポーチド・エッグ。
    あらゆる原理に通じるポーチド・エッグ論で、その姿を再度拝められるのがありがたい。

    ところで、スーパーフードの発掘に投資したK氏が、
    加工食品の代表選手である「ハム」を食すとは、意外だった。
    「気の利いたハム」の続編にも期待しつつ、
    本日の我が家のメインディッシュが、迷いなく決められたことに感謝したい。

  • 貴明 Takaaki says:

    Kさん、いつも記事を拝見したおります。
    ここ最近卵の買い出しで10個200円で高いな、少し遠い場所のスーパーでは10個100円で売っていたのにと思っていたところこの記事を拝見して色々考えさえられました。

    少し調べた内容ですが安く提供することができるケージ飼いでは鶏達は満員電車のような場所に収容されてそこで寝食と卵を産むことぐらいしかできないそうですね。ストレスが溜まりやすく病気にもなりやすい飼い方で安く多く提供されている背景を知るとこれまで買っていた格安の卵に違う見方ができるようになりました。

    放牧と平飼いは日光浴や砂浴びなどができるので自然に近い環境での飼い方みたいですね。一方でケージ飼いと比べて土地が必要であり卵の生産量も鶏まかせなので経営者側からすれば1個あたりの値段が高く設定することも納得ですね。

    今回はとても考えさせられる内容でした。また次の記事を楽しみにしています。

  • むる says:

    いつも日常から
    視野を広げて考えさせていただける
    記事をありがとうございます。

    私も平飼いの卵を一昨日購入しました。
    非常に濃厚で
    塩とご飯でいだきました。

    日本のありふれた食品、
    そして廃棄の問題などを
    考えると本当に命の恵みを
    味わう大切さを改めて感じます。

    メディア戦略に踊らされず
    身体は何を欲しているのかを
    考え、食にこだわりたいと思います。

    次回も楽しみにしております。

  • 真佑 says:

    今日もKさんの素敵な世界観に引き込まれました。

    Kさんの執筆される記事は、確かに二次元上の文字と写真であるはず
    なのに、毎度毎度、文章から情景が思い浮かび、
    世界を旅しているような感覚に陥ったかと思いきや
    すっと現実に着地して物語が終了するそのような
    感覚になります。

    今日は、嗅覚までも刺激されました。
    いつも素敵な記事で冒険させてくださり、
    ありがとうございます。

    今日の記事を拝見する中で、
    『1羽の命をまるごと頂くことを考慮すれば、安すぎるくらいだ』
    この言葉には衝撃を受けました。

    一つの卵もそのように考えると、Kさんおっしゃるように
    安すぎますね。

    本当に、物事は捉え方次第だなと感じました。
    自分の捉え方を変えると世界が変わる
    ということを実感した瞬間でした。

    今回も、気づきのある冒険を楽しませていただいて
    感謝です。

    ありがとうございました。
    明日も楽しみにしています。

  • 佐藤洋美 says:

    Kさん
    いつも素敵な記事をありがとうございます!

    Kさんは卵は平飼いに拘っているのですね。やはりストレスフリーで飼われているニワトリの卵は、ケージ飼いのニワトリの卵とは味や栄養に違いが出るのでしょうね。
    それにしても、1個120円とは驚きました!
    ウチは最安値で買っていますので。
    卵は本当に色々な料理に使えて万能ですね!感謝しながら食べなければと思います。

  • 安藤達也 says:

    素敵な記事ありがとうございます。
    卵一つにしても、物語があるんだなと有り難みを感じます。
    育った環境や、流通から販売まで、人の口に入る全ての工程までを考えると、安ければいいというありきたりな考えは、勿体ないことに気付きました。
    次の記事も楽しみにしてます。

  • 摩衣 says:

    たまご、お揃いです。
    (多分今週一番の喜び)

    近頃困ることといえば、
    平飼いたまごに慣れてしまった我が子が
    外食で卵を食べなくなったことです。

    やっぱり、違うのですね。
    (舌が貧しい私には、それほど…(以下自粛))

  • りゅうき says:

    今日も素敵な記事をありがとうございます。

    食事に対してのこだわり。
    本当に尊敬します。

    僕の家はとにかく安いものを食べようという考えなので、卵も1番安く買えるものを購入しています。

    放し飼い鶏卵が1番栄養価が良く、
    最も栄養効率が良い食べ方がポーチドエッグ。

    全てに対してこだわりがあるKさんは本当に素敵で輝いて見えます。

    僕ももっとこだわっていきます。

    次も楽しみにしています!

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