2021-05-25

あなたが住んでいる星の話だ

これは、極めて個人的な意見だが、

私にとって、【地球儀がない部屋】は、

本のない図書館、あるいは、魂の抜けた肉体と同じようなものだ。

地球儀は一般的に、子どもの学び道具、

あるいは、気取ったインテリアだと捉えられがちだが、

元来は、王族や貴族、学者や冒険家など、

一部のエリートだけが持つことを許された宝であり、

今でも欧米では、大人のステータス(成功の象徴)のように扱われている。

 

今日は、我が家の地球儀をご紹介しよう。

私のファースト・チョイスは、リプルーグル社のアンティークだ。

リプルーグルは、魔法使い業界でいうところのハリー・ポッターであり、

ボディビル業界のアーノルド・シュワルツェネッガーのようなものである。

 

ベタ過ぎて、肩透かしを食らわせてしまったかもしれないが、

その他大勢の作品と比較しても、王者の貫禄を感じる一品だ。

緯度尺やスタンドまで含め、デザインは洗練されており、

背後に、洒落たオレンジ・ワインを並べても、自然に馴染んでくれる。

また機能面でも、完璧な尺図の上に山岳部を隆起させているため、

アルプス山脈やピレネー山脈の長さも、手で触れて体感することができる。

 

日付変更線の正しい位置が気になると、眠れなくなる変態(私のように)でもない限り、

尺図や隆起に興味は持てないかもしれないが、

あなたが普段みている地図は、丸い地球を無理やり正方形に投影しているため、

北や南に向かうほど、大きさや形に歪みが現れ、実体とは全く違う姿をしている

たとえば、ヨーロッパ全土と同等のサイズに見える【グリーンランド】も、

地球儀で見ると、全く違う姿をしていることにお気付きいただけるだろう。

 

他にも、中国より大きな氷の大地があることをご存じだろうか。

地球には、ほとんど海しか見えないアングルがあることに気付いただろうか。

私たちが住めるのは、林檎の皮くらい表層であることを感じているだろうか。

 

これらは、あなたが住んでいる星の話だ。

この機会に地球儀を手元に置き、確かめてみてはいかがだろうか。

 

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コメント12件

  • 美希 より:

    これは私が住んでいる星の話だろうか。
    もしや別の星の話なのではないか、と思ってしまうほどに、私は地球に対して無関心だったと気付かされました。

    地球儀の購入はパートナーに反対されましたが、地球のことや世界のこと、より目を向けて深い学びにしていきます。

    今回も素敵な気づきをありがとうございました。

  • さよみ より:

    私の家にも地球儀があります。音声機能付きで、多言語の言葉でタッチペンをタッチした国に当てると音声がその国の言葉で国の名前を教えてくれる地球儀が何故か家にありますが棚の片隅に置かれたままなので、目に入った時に、触れてみようと思いました。

  • まれすけ より:

    北や南に向かうほど、大きさや形に歪みが現れ、実体とは全く違う姿をしている。
    この記述にハッとさせられました。
    普段見ているものが実体ではないケース、この世の中にたくさんありそうです。
    自分は本当の姿なのか、これは在り方の問題でもあると思うのですが、無理に違う自分を演じていないかを再確認するきっかけになりました。
    地球儀の山脈の盛り上がりに触れるように、手を伸ばせば触れられるくらいの存在でありたいと思う反面、Kさんのように本当にいるの?って思われる存在にあこがれる気持ちもあります。
    そこにたどり着くまでトライし続けます。

  • 真里 より:

    地球儀に触れないことがどれほど人生に影響を及ぼすのか恐ろしくて、32万円はたいて買ってしまいたく魔法がかかっているような記事ですね。地球儀を完成させるまでに必要とされた、経費、時間について、今まで食べた食パンの数ほど考えたことがありませんでしたが、記事を拝見し納得するばかりです。また、平面の地図というのは各国で表記が違うので、やはり地球を”正確に”認識するには地球儀以外の選択はありませんね。バックが青ではなく上品な黄色だからこそ地球の歴史を色彩から感じ取るのは私だけではないはず。朝からアートに触れることが出来て気持ちがいいです。

  • りゅうき より:

    素敵な記事をありがとうございます。

    最後に地球儀を見たのはいつだろう。
    それくらい全く興味がありませんでした。

    確かに、自分の住んでいるところなのに
    全く関心を持たず知ろうともしない。

    そんな自分でいいのか。
    自問自答していました。

    僕も地球儀を持つのにふさわし人間になれるように
    日々努力していきます。

  • いくみ より:

    地球儀を使って、いかに速く回せるかを競う遊びをしたのが、地球儀に最後に触った記憶です。

    私はおもちゃとしてしか扱ったことがない地球儀でも、
    Kさんの大切な生活の一部になっていたと知って驚きました。

    素敵なcodawariをシェアしてくださりありがとうございます。

  • 剛熙 より:

    このブログを読む前、地球儀と聞いて真っ先に思い浮かぶのは「レボリューション」な芸人という自分に不甲斐なさが込み上げてきます。

    今は人工衛星などの出現もあり当たり前のように世界全体を見渡すことができますが、たしかに地球の形のまましかも一目で見ることのできる地球儀とはまさに【成功の象徴】と言われるのも頷けます。

    自分が住む星のことでさえ、ましてや国のことでさえよく知らない自分を帰るべくまずはこの地球儀を購入してみようと思います。

    素敵な文章をありがとうございました!

  • かな より:

    地球儀の無い部屋は魂の抜けた肉体も同然…Kさんにとって地球儀はとても存在意義があり大切な物なのですね!
    縮小されているとはいえ、自分が住んでいる星が観察できることはとても不思議な感覚がしますね(*´ω`*)✩.*˚
    地球儀は小学生の頃に社会の時間でちょっと見たことがあるくらいなので、マイ地球儀を傍に置きじっくり眺めてみるのも楽しそうですね!

  • 若菜 より:

    リプルーグル社のアンティーク地球儀、本当に素敵ですね。
    いつも背景に置かれているのを拝見していて、どこのものだろうと密かに気になっておりました。
    画面越しでは分かりませんでしたが、地形が隆起しているのですね。
    見聞きするだけではなく、触れることで分かる、私たちの星。

    このご時世なかなか日本の外に出向くことは難しいですが、
    手元に地球儀を置いていつかの日に思いを馳せるのも趣がありそうです。

  • shingo より:

    確かに、幼いころに入学祝に祖母から
    プレゼントされましたが、その価値が分からずに
    ただルーレットのようにクルクルと回して
    遊んでいただけでした。

    恥ずかしながら、今はどこかに
    無くしてしまいましたが、
    形だけは覚えています。
    間違いなくリプルーグル社のものです。

    大人になった今、このブログの説明で
    その価値を今更ながら感じることができました。

    ありがとうございました。

  • MAKO より:

    昔、祖父の家で、地形が隆起している地球儀を触った記憶があります。

    その時の感動について、今一度記事を拝見して思い出しました!
    自分のお気に入りの地球儀を買って、あのときのワクワクをまた手に入れます。

  • 三井幸子 より:

    素敵なライフスタイルですね!
    オイルランプの灯が疲れた体や心を癒してくれる、そんな気がします。
    私もインテリアに凝っていると言うほどのものではありませんが雑貨が好きでお店を眺めたり可愛い物を見つけたらつい買ってしまいます。自分の好きな物に囲まれて暮らすのは気持ちのゆとりだったり豊かさだと思います。
    お給料を貰ったら何か自分のご褒美に素敵な物を買ってみようと思います。

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