2021-05-26

ティッシュ・ケースから始めてみようではないか

ティッシュを使わない人はいない

確かなことなど何ひとつない世界において、数少ない確からしいことだ。

1924年に人類史に誕生してから、これほどまでに消費されたアイテムは他にはないだろう。

知っているだろうか?日本人は世界一ティッシュを使う人種なのである。

にも関わらず多くの日本人が、ティッシュを装飾するケースへの哲学を持たず、便宜的に作られた粗悪なケースが溢れていることを私は残念に思う。

新しいスマートフォンのカバーばかりを気にして、長い付き合いのティッシュを後回しにするその様子は、妻との結婚記念日に新入生歓迎会を開くようなものである。

高度経済成長期以降、日本が経済的に後れを取っているのは、毎日使うものへの敬意とこだわりを失ったからでは?と真剣に思うくらいだ。

まずは、ティッシュ・ケースから見直してみようではないか。

我が家のティッシュケースは、TEORIの【ペーパーブロック】だ。

竹を主体に無駄のない設計が施された一品だ。

まるでクフ王のピラミッドのように、どの角度からみても美しく非の付けようがない。

TEORIの竹細工職人の仕事は、倭人の気遣いに溢れており、洗練されたデザインだけではなく竹オイルでの滑らかな仕上げや、ティッシュを引くときに、箱が持ち上がらないぎりぎりの重さに設計されている。

これはもはや、ティッシュ・ケースの域を超えたインテリアである。

つまり一般的には、ティッシュが主役、ケースが脇役の関係であるのに対して、この作品においては、ケースが主役でティッシュは脇役である。

ハッピーセットと同じ原理だ。

真に美しいデザインというのは、普遍性があり場所を選ばないので、大理石調のパウダールームでモルトン・ブラウンに並べても、この通り常に中心的存在になるのだ。

 

View this post on Instagram

 

A post shared by CODAWARI (@k.codawari)

もしあなたが、部屋のインテリアに困ったら、美しいティッシュケースをただ置けばよい。


関連記事

コメント31件

  • 洋二  says:

    Kさん、こんばんは!

    素敵なティッシュ・ケースですね。ひと目見たときには、重厚な雰囲気を漂わせるウォールナット製かと思いました。

    しかし、竹製と聞いて、さらに驚きました。竹といえば、竹籠のような繊細な竹細工のイメージがあり、このようなボリューム感のある仕様も可能なんですね。

    竹材の利用やたけのこ生産が大きく減少し、放置竹林や拡大竹林が地域によっては問題となっていると聞きます。

    このような素晴らしい製品に生まれ変わるのであれば、竹をどんどん有効利用して、竹林問題が解消できるといいですね。

  • 大海 says:

    Kさん、素晴らしい記事をありがとうございます。

    ティッシュケースどころか、駅前で渡されたポケットティッシュを家で使ってしまう僕です。

    ティッシュケース1つから職人の気遣い、業がみてとれるように
    身近なものから世界を見ることができるのかもしれません。

    まずは箱ティシュを買うところから始めてみます!

  • Sayuri Si says:

    Hello Mr.K!
    トータルアートの中のひとつとして最高のアートですね。竹というところも素晴らしいです。
    存在感があり、どこにおいても、見入ってしまいそうです。

  • ☆なが☆nagasan☆ says:

    Kさん、こんばんわ。

    Kさんの
    こだわりを見た瞬間から同じ匂いを感じたワケは
    ティッシュカバーそのモノもそうですが
    それを作った人を想うところから始まるストーリーと
    なんで作ったのか?
    どういう人に使ってもらいたいのか?
    どんな場所に置いてほしいのか?など
    作者の意図を感じて自分なりに表現するのが善いのかを探求できる心を持っているところです。
    表面的に見えるモノの奥側を覗き見できるところです。

    世の中の多くの人は枝葉を見て花を見て実を見て想像しますが
    心ある人はバックボーンを見ます。
    言うならば根を見て想像します。
    Kさんは
    それらに付け加えて、そこからさらに行動し
    自分の目で確かめているのが私には見てとれます。

    職人は意図を持って作業しますが
    匠は上記プラス反応を見たくて作業します。
    使い手の人の創造性を見るのが楽しみの1つです。
    なので
    作り手や匠から言えばKさんは心の友です。

    機械から作られたモノを使う人は消費者ですが
    匠から作られたモノを使う人はアーティストです。

    だからKさんはモノからも愛されるのです。

    なが

  • 中田侑次郎 says:

    Kさん、こんにちは!
    記事を拝読しました。

    美しい花はどの空間に
    生けても映えるように
    『真に美しいデザインというのは、
    普遍性があり場所を選ばない』
    というのは確かに仰る通りだと思います!

    私もKさんのように
    審美眼ある人間になるべく
    今後、ティッシュケースをはじめ
    様々な物やデザインに触れて
    私のこだわりをつくり上げます!

  • 石黒知行 says:

    日常的に目にするもの、手に触れるものが
    人の感覚へ与える影響は、侮れなそうです。

    ティッシュを使う度に、そのケースの美しさを愛で、
    循環型社会へ思いを馳せる…

    もはや口で言っても言うことを聞かない我が娘の
    人格形成に、さりげなく一役買うと思えば、
    教育ツールとしても秀逸です。

  • 早紀 says:

    Kさん

    箱テイッシュのみは論外、
    ティッシュケースに生活感を出さないようにと
    ケースは探したことがありますが、
    なかなかヒットする物に出会えずでした。

    同じ木目調でも、
    如何にも整えました感が出ていたりと
    人工感が拭えずにいるものもありますが、
    木の端を組み合わせたような
    ぺーパーブロックのデザインは
    自然な風合いが表れていますね。

    大理石と並べてもマッチするのは
    同じ自然界から生まれた由縁でしょうか。

    本記事も素敵な時間を
    ありがとうございました。

  • ショウ says:

    ティッシュの歴史が思っていた以上に浅いことにまず驚きました。
    もっと昔からあってもおかしくはないのにと。

    ティッシュケースにこだわりを持たない方の多くは外装があるからではないかと思います。
    すでにあるものにわざわざ一手間を加えようとする人は少ないから。

    インテリアではないティッシュも部屋をデザインすると考えればその一部なので整えるのは必要なことだと思います。

    ファッションであれば、シャツ、コート、ズボンまではばっちり決めているのに、くたびれた靴を履いているようなものかと。

    良く見えるものであり、誰にでもなじみのあるものだからこそ、Codawariが大事なのですね。

  • 貴明 Takaaki says:

    Kさん、こんばんは。
    今回も記事を拝見させていただきました。

    ティッシュ箱をそのまま出してしまったら確かに生活感が出てしまいますよね。私は机の上にではなく無意識的に脇の小物入れに置いて見えづらくしているのはそのためだったと気づくことができました。

    記事の中の商品はとても落ち着いたデザインですね。私の部屋のどの位置に置いても生活感を出すことなく、適切に目立つことが想像することができます。

    改めて物を大切に使うことの重要性を学ばさせていただきました。

    今回も楽しまさせていただきました。
    ありがとうございます。

  • 翔平 says:

    世界一ティッシュを使用している日本人でありながら、恥ずかしながらティッシュケースに関心も抱いていませんでした。

    TEORIの【ペーパーブロック】。
    ティッシュを取り出す時に、
    蓋がギリギリ持ち上がらないよう計算されているなどこだわり抜かれた
    とても魅力的なティッシュケースですね。

    消耗品への敬意を忘れていたのかもしれません。
    今回の記事を拝見させていただき、
    改めて気付かせていただきました。

    ありがとうございます。

  • Yusei says:

    「毎日使うモノに対して、敬意とこだわりが持てているのか」
    この記事を読んで考えさせられました。

    使えれば安くても何でもいい
    という考え方が根付いているので、
    身の周りのモノを見直すきっかけになりました。

    ティッシュケース以外にも
    鞄や服、机、PC、椅子などキリがない感じもしますが、
    少しでも上質なモノに置き換えてみようと思います。

  • tomoki says:

    ティッシュケースはただケースとして
    使えればいいや
    という感覚でした。

    ティッシュケースが主役
    として考えたこともありませんでした。

    こだわったティッシュケース
    本当に美しいです。

    私も探してみようと思いました!

  • 琴美✈︎kotomi says:

    ティッシュをケースに入れようと思ったことが一度もないので、この記事を読まなければきっと結婚しても旦那さんとの記念日に新入生歓迎会を盛大に開いていたかもしれません。

    毎日使い身近な存在なのに、そこにあるのが当たり前でその大切さに気付けていませんでした。

    親元を離れて初めて親への感謝の気持ちが芽生えた時を思い出しました。

    親孝行する様に、これからはティッシュにも敬意を払ってキチンとしたケースに入れて使おうと思いました。

  • ケイタ says:

    Kさん

    いつも素敵な投稿をありがとうございます。

    世界一ティッシュを使う人種の一人として
    テッシュケースには哲学まで行かないものの
    こだわりは持っていたのでホッとしました。

    理由としては、
    あの長方形が一つあるだけで生活感丸出しになるのが嫌なので
    必ず部屋に合わせたケースをつけています。

    なので我が家でもインテリアとして、
    申し訳ないが、ティッシュには脇役になってもらってます。

    いろいろな比喩、対比など巧みに使われて素敵だなともいながら
    拝読しているのですが、
    末尾の世俗的な文章にKさんの人間味を垣間見ることができました。

  • ゆかり says:

    引越しのお祝いに、木製のティッシュケース(詳しいブランドや詳細はわかりません)と小物入れを上司から戴きました。

    以前から、収納の達人がティッシュケースをうまく隠す技、使いやすくする技、を紹介しているのを見て
    確かに普通に置いていたら見映え良くないよなぁとは思っていましたが、
    どれも美しく見せるための技はありませんでした。
    どうもしっくり来ず、家ではいつも通り、定位置に置いてありました。

    プレゼントを戴いて初めて、敢えて魅せる技!これだ!と思いましたね。
    有り難く使わせていただきますが、今回Kさんのこだわりを拝見し、私も素敵なティッシュケースに出逢いたくなりました。

  • 淳弥 says:

    我が家ではゴミを減らすためために、ティッシュはほとんど使わないですが、このケースは置いてあるだけでも十分インテリアとして美しいですね!

    毎日使うものへの敬意とこだわりを大切にしていきます^^

  • 雄貴 says:

    ティッシュは自分の生活に置いて、確かに最も多く使うアイテムでした。

    そんな大事にすべきものを、
    妻との結婚記念日に、新入生歓迎会を開くのと同じくらい、粗末に扱ってしまっていました。

    これからは当たり前すぎて見落としがちな部分にこそ、目を向けてあげたいと思います。

  • 亜也可.ayaka says:

    毎日目に入り、手に取る、そんな生活の影の立役者へ敬意とこだわりで表舞台へと躍り出させる、やはりcodawariはすごいです。

    「ティッシュって生活感丸出しだよなぁ…」なんて思って、いっそ隠してしまおうかなんて考えたことは自分だけの秘密にしておこうと思います。

  • 美保 says:

    これがティッシュケースなのか、、
    ティッシュが入っていることを全く感じさせない、シンプルなのに美しいデザインや設計に感動しました。

    Kさんのこだわりを見たら、もう
    「百均で買おう。」なんて言葉は出てこないですね^^

  • Yuto Ueda says:

    毎日使うものへの敬意とこだわりを失ったからでは?
     
    この一文に胸をえぐられました。
     
    灯台もと暗し、と言いますか、今あるものが当たり前だと思ってしまっていました。
     
    スパイクやサッカーボールの手入れは欠かさないくせに、ティッシュに敬意を払ったことは正直人生で一度もありませんでした。
     
    きっとこれがまだこの程度の位置に自分がいる理由なのだと、思い知らされた気がします。

  • さよみ says:

    持ち歩くポケットティッシュのケースは色々なデザインのケースを買う事はありましたが、家の中のティッシュケースは考えた事がなかったのでインテリアとして使うケースもお洒落だなと改めて思いました。普段、家の中で使っているティッシュに対する見え方も面白いなと思います。

  • まれすけ says:

    最近、家内が箱なしのティッシュに変えたのですが、これが苦手です。
    ティッシュケースがインテリア。
    この発想はなかったです。
    いつも思いますが、漢字表記や比喩表現にもCODAWARIを感じます。
    でありながら、クスっと笑ってしまう部分もあり楽しく読ませていただいています。
    ありがとうございます。

  • 真里 says:

    コストパフォーマンスの関係で箱なしティッシュを採用していますが、気に入ったティッシュケースがないなぁと思っておりました。我が家のティッシュを見ても心躍ることはまずありませんが、紹介されているティッシュケースが我が家にやってきたら毎日ティッシュを使うことが楽しくなるのは違いありません。ただでさえも目に触れる頻度の高いティッシュですから、欲を言えば中身までこだわりたい。少し水分を含んだしっとりしながらも吸水率の高いものを使用することを考えるだけでこれだけワクワクすることを誰が想像しただろうか!?特別、美味しいモノを食べたり、豪華なホテルに行かなくても、日常品を”こだわる”だけでそれは”非日常”。
    素敵な記事をありがとうございました。

  • りゅうき says:

    素敵な記事をありがとうございます。

    小学生の頃に
    家庭科の授業で作った
    動物の絵がたくさんあるティッシュケースを今までずっと使っていました。

    その時思ったのが
    この作業は面倒くさい。

    それからはいかに効率よくティッシュを使えるか。

    でも一番使っているものに敬意を払えない人間が
    誰かを幸せにしたい、誰かのために。
    などといったことは的外れな考えですね。

    考えを改めて、ティッシュケースを
    買おうと思います。

    そして常に周りに敬意を払える。
    そんな人間になります。

  • […] 以前ご紹介したティッシュ・ケースと並べてみると、 […]

  • あき says:

    今まで気付きませんでした。

    最も身近なティッシュペーパー

    我が家のは
    乱雑に置かれ
    捨てやすい様にと
    もはや箱ですら
    なくなってました。

    日々のこだわりは
    ここからスタートですね!!

    子ども達も
    ケースを大切にすれば
    ティッシュペーパーを大切に
    してくれる気がします。

    最高の気付きを
    ありがとうございます✨

  • 若菜 says:

    あぁ、美しい。
    断面がなんとも言えず美しいです。

    パッと見、材質は無垢材の杉かなと思ったので竹で作られているとは思いませんでした。
    耐久性、耐水性が優れているのでパウダールームに置いても役割を従順にこなしてくれそうですね^^

    ティッシュを取る手つきも美しくなってしまいそうです・・!

  • みゆき says:

    毎日使う物への敬意。
    ハッとさせられました。

    毎日使う当たり前の物だからこそ
    気を使い拘ってみる。

    当たり前を当たり前にしない
    大切なことに気付かさせました。

    ありがとうございました!

  • シンゴ says:

    普段良く目にして、何気なく使うものこそ
    お洒落なものを置きたいですよね。
    ティッシュを取るという単純な動作が
    特別な時間のように思えてきました。

    そして、何よりもこのケース、
    カッコいいですね。

  • あめ says:

    卑近なものは味気ないものだという先入観を持っていた事に気づきました。
     
    見た目も使い心地も兼ね備えた作り手の魂が宿った一品に美しさを感じました。

  • Rie says:

    毎日使う物への敬意とこだわりを
    忘れてしまっているのは
    確かにあるなと、ハッとしました。
    こういう細部へのこだわりすごく好きです!
    気付きをありがとうございます^^

  • 記事へのコメント

    メールアドレスは公開されません