2021-09-28

ミニマリズムとは「選択と集中」である

ミニマリストと聴くと質素倹約な吝嗇家(りんしょくか)を想像するかもしれない。※言葉を選んで書いたが、要するにケチで貧乏ということだ

実際に多くの方はそのような印象を抱いているようだし、かつての私もそう思っていた。

しかし、ミニマリストの代表スナフキンさんが数々の名言を残しているように、元来ミニマリズムとは「選択と集中」であり、こだわりを持てるものには徹底して投資する主義なのだ。

その意味においては私もミニマリストと主張してよいのだろう。今日は敬愛するミニマリストから教わった偏愛アイテムをご紹介させて欲しい。

ANGEL’S SHAREより、ウイスキー用のウォーター・ドロッパー

英国製のためだろうか、ハリーポッターの魔法の杖のような梱包で届けられてきた。

案の定、妻からは「また無駄なものを買って」と穏やかではない視線を向けられたので、「守護霊よ来たれ」と唱えて魔法の杖でないことアピールしたが、寧ろ逆効果だった。

ドロッパーを置く台は、英国風ギンガムチェックの刺繍が縫われており、ドロッパーの先端には蒸留器(POT STILL)の装飾が施されている。

気の利いたバーでのみ味わえる「ウイスキーへの加水」という儀式を、家庭でも愉しめるようにした革新的な発明品だ。

ご指摘の通り、ウイスキーが視覚的に最も美しいのは、オン・ザ・ロックだろう。大胆にカットされたバカラ・グラスに氷を3つ放り込み、琥珀色のとろりとしたウイスキーを注ぐと、溶けた氷から流れた水滴が、ウイスキーの表面を一瞬泳ぎなんとも美しい。その愉しみ方に異論はない。

しかしストレートで注ぎ、加水しながらその香りの変化を愉しむのも中々趣深いものである。様子を伺いながら1滴2滴と足していくと、ある瞬間にだけ香りが開花するのだ。特定の音の組み合わせが共鳴を生むように。

※ブレンドの響よりは、シングルモルトの山崎を推奨

晩酌なんて無駄だと思われるかもしれないが、私のミニマリズムでは一日の終わりの甘美な儀式を欠かすことはできない。

ウイスキーを嗜みながらオイルランプを灯し、難解な哲学書を開いて「さっぱりわからないよワトソン君。」と口に出してみるとよい。きっとあなたも英国の紳士淑女になった気持ちになれるだろう。

今回のアイテムは、私が愛読しているミニマログさんの記事を読み購入した。

この方は「センス」が人格を持ったような方なので、彼が何かをお薦めするということは、すなわち米国大統領自由勲章を与えられたのと同じ評価だと考えてよいだろう。


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ご存じの通りKは偏屈で気難しい人物である。それゆえ友達が少ないため申請してあげると喜ぶに違いない。

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コメント26件

  • 歳國亞希 says:

    Kさん

    ウイスキーの愉しみ方と素敵なアイテムのご紹介をありがとうございます。

    ウイスキーを飲んだ事のない私ですが、ハリーポッターは大好きなのでアイテム自体に一目惚れしてしまいました笑

    Kさんが魔法を唱えた様に、ウォータードロッパーを手にし変身呪文を唱えてみたいです!

    また、ミニマリズムとは「選択と集中」であるという、若きスナフキンさんのお言葉に大変感銘を受けました。

    自分の中にある強いこだわりを追求したら、ちょっとした招集癖が出る私にとって救いの言葉です。

    ミニマリズムは、こだわりの塊ですね笑

  • 小川 恵 says:

    Kさんこんにちは。
    この度も素敵な記事をありがとうございました。

    ウイスキーはお気に入りのバーでいただくものかと思いきや、この記事を拝読した後には、視点が変わるものです。

    安心した自身のスペースで、お勧めのアイテムにウイスキーを注ぎ込み、感性豊かに嗜むのはなんと贅沢だろうと。ニヤリとしてしまいました。

    また更に想像を膨らませ、Kさんのようにオシャレな絵図になれるならともかく。わたくしがこのアイテムを手にしたら、どこかの髪を振り乱した何かに没頭して、よれよれな白衣を身に纏った研究者になりそうで。。。それもまた、面白いなどなど。

    Kさんの記事には、個人の想像をかきたて楽しむことができるのも魅力の一つです。

  • 若菜 says:

    嗚呼なぜ私はアルコールアレルギーなのかと自分を責める時間がやって参りました(すでにn回目)

    実に素敵ですね。
    非常に心惹かれます。
    「ハリーポッター」、「英国紳士」というワードだけで白ご飯3杯いける口なので画面にめり込んで拝読させて頂きました。

    贈り物としてもお相手に喜んでいただけそうです。

    ミニマログさんのブログも楽しみに読ませて頂きたいと思います。

    いつも素敵な世界観をありがとうございます。

  • Sayuri Si says:

    Hello Mr.K!
    ウイスキーも飲まれるんですね、なんか嬉しいです。オーバンというウイスキーは極上ですよ、一度お試しください。
    私のfavourite です。
    生活の限られた空間に、選ぶ品としてとても美しいですね。

  • Naoto says:

    Kさん、おはようございます。

    ウィスキー用のウォータードロッパーなるものの存在、さらにはウィスキーの飲み方に「加水の儀式なるもの」が存在しているとことすら知らなかったため、本日の記事は新たな概念が自分の中に刻まれたようで、とても新鮮な気持ちです。

    ウィスキーを含めそもそも美酒についての意識や教養が無いと今回の記事すら頭に入ってこないのは、恥ずべき状態ですね。

    私も毎回の記事がきっかけで、”一つのテーマ”について深く学ぼうという意識が生じているので、本当に有り難いです。

  • ゆうしまる says:

    本日も貴重な記事をありがとうございました。

    吝嗇家、、、漢検一級で出てきそうな難読漢字から始まった今回の記事。
    意味を調べると、こうでありたくないと思うと同時に、人生で該当することが思い出されたゆうしまるです。

    このコメントを書きながらも、吝嗇家であった場面にタイムスリップして、恥ずかしさと後悔が頭に充満しています。

    稼ぐことはやはり大事ですね。

    今後を再認識できる素敵なきっかけをありがとうございました。

  • MAKO says:

    ウィスキー用のウォータードロッパーについて初めて知りました。

    僕のこれまでのイメージからすると水をいれると薄まるのではないかと考えていたのですが、水を一滴ずつ加えていくと
    『グアイアコールという成分が表面に集まってきて蒸発することで香りが増す』
    という一瞬があるのですね!

    僕は昔、理科の実験が好きだったので、ウィスキーに対して科学的な印象を受けました。

    形は今回のドロッパーよりも無骨であるが、スポイトのようで、それを扱うときは研究所の博士のような気分になるのでしょうか。想像してしまいました。
    理科の実験のときは、先生が『10mlいれましょう』とか指示を受けながら、目盛りのついたスポイトで行っていましたが、今回のそれはすべての匙加減と一瞬の切り取り方は自分に委ねられているという、自由でありながら、責任感も同時に与えてくれるドキドキする体験なのだと思いました。

    いつも素敵な記事をありがとうございます。

  • 椎名絹江 says:

    今回の話に引き込まれてしまいー中の印象よりも1つの単語にうちくだかれ!
    ハリ〜ポッター、の表現やウイスキーに込めたミニマリズムの1滴の、1滴が
    香りを運んでくる雰囲気に包まれたら素敵な1日が終わるのを有終の美を飾る
    事ができます。こんな想像が夢の様でした。
    素敵な世界観を見せていただきありがとうございました。
    次の話題も楽しみです。

    72歳きぬえです

  • ゆうこ says:

    溶けた氷から流れた水滴が、ウイスキーの表面を一瞬泳ぎなんとも美しい。

    うーん、表現が何とも痺れますね‼︎
    その愉しみ方に異論はありません。

    痺れるのに3度ふっと笑える箇所がある。
    うーん、素晴らしいです。。

  • Nobutoshi says:

    ウチだったらそのままハリーポッターの杖として使われることになると思います(笑)

    ドロッパーって何?

    ってところからのスタートです。

    一滴一滴のある瞬間に香りが開花する。

    そんな瞬間があるんですね。

    それが分かっているうえでやってみるとおもしろそうです。

    本日も自分にとっての非日常をありがとうございます。

  • Yuto Ueda says:

    晩酌の情景が目の前に浮かぶほど、繊細で的確な文章に惚れ惚れいたしました。
     
    毎度のことながら、Kさんの表現力・文章力に脱帽です。
     
    読んだ時間としては、たった二分ほどでありながら、その世界観に引き込まれ、今はたして息をしていたのかすらも思い出せないほどでした。
     
    今回も素敵な記事をありがとうございます。
    次回のご投稿も楽しみにしています。

  • Yuto Ueda says:

    晩酌の情景が浮かぶほど、繊細で的確な文章に惚れ惚れいたしました。
     
    毎度のことながら、Kさんの表現力・文章力に脱帽です。
     
    読んだ時間としては、たった二分ほどでありながら、その世界観に引き込まれ、今はたして息をしていたのかすらも思い出せないほどでした。
     
    今回も素敵な記事をありがとうございます。
    次回のご投稿も楽しみにしています。

  • 美保 says:

    Kさん、拝読しました。

    見た目はそっくりそのまま、某映画の魔法の杖にしか見えませんね!

    うっとりするような雰囲気のバーで見かけていた、光に照らされてきらきらしたあの細長いものは”ウォーター・ドロッパー”という名前である発見ができて嬉し伊です。

    ギンガムチェックが透かされている姿も、とっても綺麗ですね。

  • 雄貴 Yuki says:

    Kさん、こんばんは!
    今回も視野の広がるような記事を有難うございます!

    ハリーポッターのくだりに笑ってしまいましたが、

    ミニマリストを目指す私にとって、その何たるかを考える機会になりました。

    「選択と集中」は多くの場面で活かせる考え方だと思います。

    ウイスキーにはあまり普段縁がありませんが、「センス」が人格を持ったような方がお薦めするアイテムにはとても興味が湧きました!

    次回も楽しみにしています。

  • 肥田全弘 says:

    ウイスキー用のウォーター・ドロッパー
    初めて知りました…

    加水して行く段階で、香りを愉しむとは、まさにこだわりの中のこだわりですね。

    奥様の冷ややかな視線が想像できます。笑

    いつも楽しい記事をありがとうございます♪

  • Sota says:

    今回届いたこのパッケージから、ハリーポッターの杖の梱包とイメージするから察するに、もしやKは杖を購入したことがあるのでは、、?とまず最初に疑問に思う

    何を隠そう、僕は持っている。

    数年前購入した誕生日から選んでもらった大きめのドクロが持ち手に装飾された不気味なものなのであるが、、

    調べたところRowan「ナナカマド」の杖ということで、ドクロは守り神のモチーフだそうだ

    ナナカマドにひかれた人は癒しの力にあふれており、他者を助けることに大きな喜びを感じ、その強い想像力と問題を解決しながら最後までやり遂げる力を、自分の夢を実現するために使う使命があるとのこと。

    話が逸れましたが、ウイスキーの香りは好きだがまだその味を楽しむまでに舌が成熟していないため、少しずつ慣らし
    友人と共にウイスキーを嗜める日が来ることを心待ちにしている。

  • Yusei says:

    ミニマリズムとは「選択と集中」のことなのですね。

    手持ちのモノを必要最低限に抑えることかと勘違いしていました。

    「選択と集中」とはまさにコダワリを持つことですね。
    コダワリのモノを「選択」することは出来ていましたが、
    「集中」することがまだまだだと気づかされました。

    そのことに気づけて私は今とても幸せです。
    いつもありがとうございます。

  • mitsue says:

    Kさん、こんにちは(^^♪

    私もミニマリストは倹約家であり、何でも捨てるイメージがありました。
    そして、元来のミニマリズムとは?と考えたことがなく、今回の記事で「選択と集中」であり、こだわりを持てるものには徹底して投資する主義であることを知りました。
    この定義でいくとKさんは「ミニマリスト」で間違いないですね☆彡

    ワインの記事に続いて読んだので、本日の私の脳は「酒祭り」状態です。
    何十年も前の話ですが、あるバー真ん丸に削った氷にウィスキーを注いで飲んだ事があります(*^^*)
    その時も流れるウイスキーと氷が光で反射してとても美しいと思いました。
    真ん丸の氷が宝石のようでした。
    そんな昔の思い出が過ぎりました。

    また、ウィスキーの愉しみ方(ウォーター・ドロッパーを使ったウィスキーへの加水)も伝授いただきありがとうございます。
    お酒好きの友人に伝えたいと思います(#^^#)

    本日も素敵な記事をありがとうございました。
    次回も楽しみにしています♪♪

  • 摩衣 says:

    『酒飲み』と表現すると、
    ネクタイハチマキのおやじさんをイメージしてしまいますが、
    (出だしから、誰かに叩かれそうな感想で失礼します)

    Codawari館主のK氏と出会ってからというもの、
    私の中での「お酒」のイメージが完全に変わりました。

    晩酌とは、決して安い焼鳥をツマミにがぶ飲みするものではなく、
    一日の終わりに、命を燃やした自分への労いに
    丁寧に少量(かどうかは存じませんが)頂くものなのだな、と。

    ぜひ今晩は、難解な哲学書の似合う晩酌時間を設けて、
    かの名言を呟きたいと思います。

  • ショウ says:

    また1つ知らない世界を教えてくださりありがとうございます。

    ウイスキーは舌先の味見程度でまだ3口ほどしか味わったことがないです。
    多分1杯飲んだら、世界が大きく揺らぐと思います。

    ウイスキーはロックで飲むものというイメージは持っていたしたが、「水を加えることで美味しさが増す」というのは初めて知りました。

    単に冷えたビールがとても美味しいとおもえるように冷やすことで美味しいものだと。

    豆知識として覚えておきます。

  • 秀直 says:

    またまたなんともオシャレな一品ですね。

    成田空港近くの外国エアラインクルーが集まるとあるバーでブリティッシュエアウェイズの多分コックピットクルーのダンディーな男性と女優のようなキャビンクルーがこれと似たようなもので水をさしていたようなことを思い出しました。

    なるほどあの時横目で見たのはこれだったのかもしれません。

    約30年越しに忘れていた課題の答えが出たような気分です。

    自宅でこれを使うような雰囲気を作ろうとしたらどんな手間と時間とお金がかかるのかと一瞬計算してしまいました。

    これからの季節にウィスキーをお湯で割って飲むこともあります。

    お湯を垂らすのも強い香りを楽しめるのですが、これはお湯には合わないですかね。

    試したくなりました。

    ありがとうございました。

  • 貴明 Takaaki says:

    Kさん、おはようございます。
    記事を拝見させていただきました。

    私も陰ながらミニマリストを自称しているので今回の記事で漠然としていたその意味をより具体的にすることができました。自分の人生により善いモノに対してこだわり抜いて投資をすることなのですね。

    記事で紹介されたウォーター・ドロッパーはウイスキーの香りを最大限に引き出す道具なのですね。加水で香りが最大限に良くなる瞬間があること自体初めて知りました。

    理科の実験で使うスポイトのようですが、目盛がないことがポイントの一つだと感じました。ミニマログさんの記事でもありましたがウイスキーによって人の好みによって開花する瞬間が異なることから、開花する瞬間の加水量をその時々で飲み手が合わせるようにするためあえて定量的にしなかったと推測します。

    今回もありがとうございました。
    次回も楽しみにしています。

  • 真里 says:

    Kさん、素敵なアイテムをシェア頂きありがとうございます!
    ミニマリズムとは真逆な発想のようでいて、Kさんの不必要なものを徹底的に排除し、手に入れたのが今回のアイテムという事ですね。

    お酒を全く飲まない私でも気分が高まる内容でした。
    英国淑女になるためにまずはオイルランプと難解な哲学書を、、、って言うわけないじゃないですか!
    Kさんのユーモアはいつも秀逸で素敵です。

  • Makiko Kawano says:

    Kさん、本日もCodawariのお裾分け
    ありがとうございます!

    普段ウィスキーは呑みませんが、
    Kさんの表現力によって
    とても美味しそうに感じました。

    ウォーター・ドロッパーを存じ上げず
    調べたところ、スポイトでも良いのでは?
    と思ってしまいました。
    無知からくる偏見です。ごめんなさい!

    ミニマリストに憧れをもっていますが、
    全く届かずに物が増える一方です。

    変化していくには
    考え方も変えていかねばなりませんね。

    次回の記事も楽しみにしています。
    ありがとうございました!

  • 留莉 says:

    Kさん、いつも素敵な記事をありがとうございます!

    お恥ずかしながら、ウォータードロッパーがわからず、調べさせていただきました。

    ウイスキーは一滴の水を加えることによって開花し、味や香りに変化が生じるということを知ることができ、ウイスキーにも想像以上に奥深さがあるようです。

    奥様とのやり取りの共有が微笑ましいです。

    呪文を唱えるKさんを想像すると届いた瞬間の喜びが伝わってくるようです。

    今回の記事からレイアウトを変更されたのでしょうか?直感なのですが、「いつもと違う」感覚がありました!

    Codawariからは日々変化していこうという姿勢を感じ取れます。尊敬のまなざしが文章へ注がれました!

  • りゅうき says:

    Kさん、本日も素敵な記事をありがとうございます。

    ウィスキーを飲むときにもこのようなこだわりがあったとは。

    前はウィスキーは強くて苦手というイメージがありましたが最近少し飲めるようになってきました。

    カフカさんが今回紹介して下さったものは確実に晩酌の質を高めて下さいますね。

    じぶんが知らないことを知るのはとっても好きです。
    次の記事も楽しみにしています!

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